シモン ビーズ / サヴィニー レ ボーヌ プルミエ クリュ オー ヴェルジュレス 2019

Simon Bize Savigny Les Beaune Blanc Aux Vergelesses

誠に素晴らしいサヴィニー・レ・ボーヌの単一畑だと思う。
エレガントで、木苺を摘んでほうばっているような、 天然の摘みたて立てのイチゴを思わせる味わい。
想像よりも、苦味や渋みは少なく、タンニンは主張が弱い。 これから10年以上は熟成が進行すると思うけれど、それ以上の長期間にわたって味わいがどんどん良くなるかと言うと少し疑問に思える。

開封して1週間以上経つと、当初の果実の香りはなくなり、芝刈りしたばかりの庭のような匂いがしてくる。
1週間以上たっても香りが不安定で変化していくのは楽しみ方としては良い。

全体的に非常に評価の高い本だけれど、一万円を出して感動するかどうかと言うのは難しいところ。最近のブルゴーニュ事情を考えると、かなりコストパフォーマンスが優れている1本かもしれないけれど、個人的にはトロボーのボーヌ一級畑の方が感動する。

シャルル・ヴァン・カネ GC 2016 とアラン・ユドロ・ノエラ

Charles Van Canneyt シャルル・ヴァン・カネ 2016 ジュブレ・シャンベルタン

柚子、柑橘系、日数たってるためか酸化が強い
荒目の酸味 ミネラル感はとても良い
アンガスの岩塩舐めてるみたいピンクの

アラン・ユドロ・ノエラ ALAIN HUDELOT NOELLAT シャンボール・ミュジニー

何の感動もない、至って普通のシャンボール・ミュジニー

特徴のつかみにくい広域で摘んだぶどうをイメージし、これであればオーモワンヌのオーセイ・デュレス3000円の方が、ワインの声が聞こえる

2015年でありながら凡作な仕上がりなのが絶望的すぎる

カーブドッチ シャルドネ 2020

抜栓直後の香りはシャサーニュモンラッシェのようなシャルドネを感じさせる
青臭いグリーンに、少し猫の屎尿
強くブルゴーニュを意識している。ところが飲むと余韻が不安定で、手ブレしている映像を見せられたような酔い方をする
香りと味の不一致が、

キレもよく香りもブルゴーニュのボーヌ然としている。ギィアミオのフラヴィのように、スケールが小さい優れたブルゴーニュと錯覚する
微発泡で非濾過?

飲んだ瞬間に、戻ってくる香りで日本だと感じさせる。ただグレイス中央葡萄酒のように、一瞬で日本だと判断できない雰囲気がある

土壌が海岸だからか砂質土壌あ

20分後はラモネのブランのようなバニラとパイナップル
味はねっとり、納豆みたいな醗酵臭もする
香りは素晴らしいのに味が少しもたつく。温州みかんの白い筋みたいな、ぼってりした渋みが田舎くさく感じる。飲んだ後の糖の質感も単調。

完成度が高いので、ブルゴーニュの白と横並びのして感想をぶつけたくなる。

ルイジャド / ペルナンヴェルジュレス クロ ド ラ クロワ ド ピエール 2018

Louis Jadot Pernand-Vergelesses Clos de la Croix de Pierre 2018 ルイジャド ペルナン ヴェルジュレス

トップノートは摘みたての苺と茎やへた。 良質な村名ヴォーヌロマネの香りを錯覚させる赤いバラ。味は薄めでフィサンのような石灰質?だけれど香りは、スミレや薔薇。 味は別としてモンジャールミュニレのVRの香りにとても良く似ている。

少し経つと樽由来のバニラと生のカシス。最近開けたシモンビーズのオー・ヴェルジュレスのように、可愛らしくチャーミングだけれど、こちらは茎や花梗のタンニンが弱く抜栓直後から全開の飲みやすさがある。

完熟寸前のイチゴのような甘味が全面に出ていて、酸味と渋みのバランスが高い。 ショートケーキに合わせても、甘味が負けないくらいに優しい。ただ、5〜10年以上の長期熟成となると骨格が心許ない気がする。 若いVTをすぐ開けるならこれがお勧め。
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ルイジャド / ペルナンヴェルジュレス クロ ド ラ クロワ ド ピエール 2018

まるでGC寄りのフィサンを思わせるようなテロワールと獣の臭さに、豊かな腐葉土の匂いがグラスの中に充満している。 2018VTであるのに熱の介在を感じさせないのはルイジャドの醸造技術の高さが故か。 しかし、酸の走り方やテクスチャーは実に2018VT的である。

日が差したアルハンブラ宮殿の中庭で白いワンピースを着た17, 18ぐらいの華奢な女の子に、バケットいっぱいの小粒ベリーと一輪のヴィオレッタの手渡されたような気分になった。 どこか垢抜けていなくて、田舎っぽくて、頑固で、それでいてあざとくて品格があるのがこのペルナンの赤。

クロ ド ラ クロワ ド ピエールはアン・カラドゥの畑の中にあるプルミエクリュらしいが、明らかな石灰質土壌で作られた葡萄の味がする。 この畑に植えられた白は、赤のような品格こそないけれど、もっと自由で伸び伸びとしていて、ワインが生きているように感じる。 つまり、白を植えて欲しいな……。

白のクロ ド ラ クロワ ド ピエールはもっと柔和なテクスチャーで、もっと田舎臭いかもしれないが、雑味がなく洗練されている。 土の匂い自体は赤ほどわざとらしくなく、その存在は控えめに、りんごの花や桃のような香りを引き立てている。 飲み疲れせず、セラーの中に絶対に置いておきたい一本。

赤の2018VTは抜栓直後から開いていて、その風格やクオリティーはヴォーヌロマネの香りを彷彿とさせるものがあるが、決して同一のものではない。 水っぽくはないものの、そのしっかりとした透明感は確かにモンジャールミュニュレ的かもしれない。 飲み頃は間違いなく今頃からここ数年以内。

牛肉の煮込み料理というよりかは、表面を炙ったマグロやカツオのグリルや、鴨のロースト、ラム肉なんかが合いそう。 骨格やタンニンがしっかりとしていながらも、ベリーの果実味がチャーミングで、これを煮込み料理の重さで潰してしまうのは勿体無い。 適度な小量の油との親和性は高いはず。

r;n(oƃǝ ɹǝʇlɐ)
@Staoisha

サン・トーバン・1er・オマージュ・ア ・マルグリット 2017

サン・トーバン・1er・オマージュ・ア ・マルグリット 2017/ ピエール・イヴ・コラン・モレ
Pierre-Yves COLIN-MOREY

米糠、杉の木、灯油、酸化しつつビオっぽい
ボリューミーでグリニッシュ+甘味、酸味

時間経つと醗酵バター、伽羅

悪い酸化ではなく、管理されたクリーンな味わい、
何年経っても熟成で変化するというより、このままの味わいが維持しそうなイメージ

キュヴェ名のマルグリットは、2016年に亡くなった当主の祖母、父マルク・コランの母の名前に由来します。2016年は霜の被害で生産量が落ちたためいくつかの畑はアッサンブラージュせざるを得ず、そこでこのキュヴェが生まれました。キュヴェ名も霜直前に祖母が亡くなったことで、すぐにこの名前にしようと思いついたそうです。その後生産量が回復した翌年以降も造り続けています。レ・コンブからボディの厚み、ぺリエールからミネラル味、クレットからエキゾチックフルーツの風味、この3つの畑の特徴がそれぞれお互いを補完し合い、一層上級の味わいを引き出しています。
出典元:https://www.hasegawasaketen.com/eshop/products/detail/15373

 

2019 ジヴリー ラ プラント ブラン ダンジャン ベルトー

2019 ジヴリー ラ プラント ブラン ダンジャン ベルトー
Danjean Berthoux Givry 1er Cru La Plante

パイナップルジュース、初日はあまり美味しくない。

2日目の方がはるかにドライになっていておいしい。東京のおしゃれなワインバーで出てきそうな香り。パイナップルが完全に取れ、はっさくのような果実。ミネラル感は十分にあり、余韻も長く、単一の畑で作られていることがわかる。
19年が偉大な年あったということを感じさせる味わう。

コートドールであれば5000円以上するはずの味わいだけれど、ジブリと言うこともあり、3000円以下を切っていると言うのは、今の社会情勢から考えるとかなり安い。

黄金の草原、美しいきらびやかな 海、舟、

4日目になるとドライで更に美味しい、初日は果実感、後半はドライになって楽しみ方が違う
ただ、最後までジブリ感は強かった

シモンビーズ ACブルゴーニュ ブランの比較

2018 ブルゴーニュ ブラン レ ペリエール シモン ビーズ ブルゴーニュ

キウイフルーツの酸っぱいやつ
線香花火のつけるまえ
プチトマト

お酢のようなぼってりした酸味
余韻は短く、アルコール度数が高い、リキュールみたいなワイン

アルコール度数が高すぎる
しかも質感が悪い

13.5%なのに、15%くらいに思える
グリニッシュでくさい

2019 ブルゴーニュ ブラン レ シャンプラン シモン ビーズ

酸化している
ナッツ、還元臭
樽の痛んだ香り?

ややいってまってる
熱劣化のようなニュアンス
シャルルノエラの劣化ワインに近い
金属感はない

3日経つと少し香りがマシになって、氷で割ると飲めるレベルになる。
アルコールくささは抜けない。

プリューレ・ロック レ クル 2018

Dom. Prieure Roch Ladoix Le Cloud 2018

マッシュルーム、ピスタチオ、ねった白ごま、オーモワンヌ

1週間後、酒粕

溶け込んでいる、酸化や劣化ではなく調和している

初日より美味しいと思えるほどに滑らかな舌触りでブルゴーニュワインの概念を超越している

確かに初日の馬小屋は残っているのだけれど、摘まれていないカシスを払いのけるような、畑の空間に飛ばされるような感覚。
反射してきた音を聞いているような、自然な感覚がある。

1月か2月の冷え切った朝に、薪で焚き火をするとき、薪に火がつくまえにこの匂いがする。

とにかく身体に染み渡る、棘や違和感が一切ない、オーモワンヌから農薬感を抜いた感じ。

 

 

初日より遥かに滑らかな舌触り、ブルゴーニュの概念を超越している。馬小屋は残っているのだけれど、摘まれていないベリー表面の果粉(ブルーム)のような香り。 1〜2月の冷え切った朝に薪で焚き木をすると、火がつくまえにこの匂いがする。 とにかく身体に染み渡る、棘や違和感が一切ない。

 

イコンを通して、遠く離れた御方へ尊敬の念を示した教徒の気持ちが理解できる。ジョットの荘厳の聖母ではなく、正教会の憐れみの聖母をイメージした。

プリューレロック 1

農場、前回の青紫蘇はいなかった。馬糞の堆肥、骨格がすごい。ぼってりしてる。
アンヌとかのビオではなくて、牧場。土。
健康飲料

二日目ピスタチオ、マッシュルーム

ムーラン・オー・モワンヌ オークセイ・デュレス・クロ・ムーラン・オー・モワンヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
MOULIN AUX MOINES AUXEY DURESSES CLOS

なぜ高級ワインには、全房発酵と完全除梗の2つの方法があるのか?

DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)やアンリ・ジャイエなどの高級ワイン生産者が全房発酵と完全除梗の2つの方法を用いる理由には、いくつかの要因が考えられます。

品質向上への取り組み:高級ワイン生産者は、品質を追求するために、徹底的な管理を行っています。全房発酵や完全除梗は、ブドウの品質を向上させ、高級ワインの質を高めるための手法の一つです。

土壌や気候の影響の違い:ブドウの品種、地域、土壌、気候によって、収穫されたブドウの品質が異なります。このため、同じワイン生産者でも、異なる年には全房発酵と完全除梗のどちらかを選択することがあります。例えば、気候が湿度の高い年は完全除梗を選び、乾燥した年は全房発酵を選ぶことがあるとされています。

味わいの違い:全房発酵と完全除梗は、それぞれ異なる味わいを生み出します。全房発酵は、スパイシーな香りやタンニンの強い味わいを持ち、完全除梗は、フルーティーで芳香な味わいを持ちます。高級ワイン生産者は、収穫されたブドウの品質や、自社のイメージに合わせて、どちらの方法を用いるかを決定します。

以上のように、高級ワイン生産者が全房発酵と完全除梗の2つの方法を用いる理由には、品質向上、土壌や気候の影響、味わいの違いなどがあります。